第47話 秋晴れ
 
 
 
 今年の11月3日も晴れの特異日どおり、雲一つない秋晴れに恵まれた。最近では人出が最高の多さだった。(この日の三宮ご案内は407人)
 
ご案内も多くお客さんが順を待つこともしばしばあり、説明の言葉も短くなり多少機械的になっていたかも知れない。
 
そんな中、ホテルの場所を聞いた男性が朝食を取りたいと言う。(面倒くさいと思いつつも)そのホテルで朝食バイキングがなければ、もう一度戻って来てください。と言いつつ、次のお客さんへ移った。
 
1時間ほど経っただろうか。先ほどの男性が戻って来てバイキングやってましたよ、と言いつつポリ袋を差し出し、あまりにパンがおいしかったのでホテルの人に断って持って来たと説明。(後で食べたら本当においしかった) その後、顔なじみのおじさんがアンパンを差し入れてくれた。
 
ホッと一息すると、60才前後の男性が寄ってきてカバンを開いて本を見せたので、「何ですか?」と、すると本をいろいろな人に配っているという。何だか宗教色の強い題名に見えたので、手を横に振りながら「要りません」と言うと姿を消した。この忙しくしている私によくも入り込んできたものだと感心しつつ、ご案内を続ける。
 
前46話の天候とは、真逆な天候だけに、人の動きは天候に左右されるものだと再認識させられた。