タウンガイドKOBE24
私たち観光ボランティアは、港都神戸の街を心をこめてご案内しています。ブルーの腕章を見かけたら、お気軽に声をお掛けください。
                       
 
第14話 クラクションは控えめに!
                                  
 
JR三ノ宮駅の南側ロータリーには、いつも客待ちタクシーが8台ほどならんでいる。その南には30台ほど入るタクシーの待機スペースがある。そのまた南に一般の有料駐車場がある。
 
初めての一般の運転手は、手前にあるタクシーの待機スペースに入ることがよくある。構造上の欠陥か、道路標示の不備があるにも拘わらず、間違いを知らせるために、タクシー運転手が 「ビビービー、ビビービー」とけたたましくクラクションを鳴らす。
 
クラクションを鳴らすことに何の問題もないのだが、クラクションの数メートル先には行き交う人がたくさんいる。何が起きたのかと一斉に振り向くし、ご案内していても中断してしまう。
 
良心的な運転手は、短く「ピッ!」と鳴らしているが、少ない。音の大きさが同じでも短い音だと耳にはストレスにならない。プロの運転手ならそれぐらいの事は心得てもらいたいものだ。間違えて入ろうとする運転手は、長く鳴らしても何のことかわからずにそのまま侵入する人が多い。敏感な運転手は 「「ビッ」でもすぐに停止しバックしている。
 
また、客待ちタクシーの先頭車の前にかぶせるように止めて、お客を降ろすタクシーの運転手がいる。そこへ運良くと言うか 運悪く先頭タクシーにお客があると、出られないからクラクションを鳴らす。大抵の場合、降ろそうとしているタクシーがドアを閉めて少し前へ移動する。
 
ところがある時、降ろす方も出る方も高齢の運転手だった。案の定、出る運転手がクラクションを長押ししても、かぶせた運転手は頑として動かない。降りる女性客も慌てているのか、小銭がなかなか出せず戸惑っている。小さな戦争状態が続いた。
 
高齢者の頑固さを見て、私自身もつくづく反省させられた。