アレキサンダー・シムさん
神戸開港間もない1870年にスコットランドからやってきたシムさんは、
神戸レガッタ・アンド・アスレチッククラブ(KR&AC)を結成し、近代スポ
ーツを日本に紹介した。そのクラブは現在も存続している。また、大阪
の洪水や岐阜の大地震の際、災害ボランティアとして意欲的に取り組
み、1896年の東北津波(22,000人の犠牲者)の時には、神戸外国人
居留地から募金を集めて船で釜石へ駆けつけた。更には地域の消防活
動にも熱心で、必ず消防用具をそばに置いて寝ていたそうだ。まさに、
ボランティアの鑑のような人だ。